
ブランド品査定の豆知識
まずあまり知られていないと思いますが、この世の中にブランド品の鑑定士なるものは存在しないのです。不動産鑑定士や宝石鑑定士は資格として存在するのですが、ブランド品鑑定士という資格はないのです。
ブランド品に関しては鑑定という表現ではなく査定という表現になります。 査定方法に関してですが、ブランド品には、各ブランドのブランドフォルダーと言う方が存在します。
ブランド品の真贋の判定をする法的権利はそのブランド自身にしかなく、各ブランドフォルダーの方しか言う事が出来ないのです。
どんなに査定士の経験を積んでも、自信があっても偽物だと断言する事はできないので各ポイントを見ながら正規品との違い等で買い取れるかを判断致します。
下記が主な査定ポイントになります。
6つのポイント
1. 基本的には1つ1つの商品には相場が決まっていますので(常に変動しますが)相場価格から状態を考慮して減点していくかたちとなります。
2. パッと見の状態(簡単な手入れを常にしているか分かる)
3. 使用感を見る。チャックの開閉等(乱暴に使っていたり未使用のまま長年放置しているか分かる)
4. 正直古物市場や卸しの際にはパッと見た第一印象が大事です。
5. 細かい傷や汚れでランクを付けます。
6. ランクとは別に使用感(USEDの程度)の評価もあります。
例. ルイヴィトンの査定方法

まずはルイ・ヴィトンの製造番号(シリアルナンバー)ので確認です。まず製造番号(シリアルナンバー)とは?
製造番号は、作られた工房を表す英字2つと、いつ製造されたかを表す数字4桁を組合せて作られた番号の事です。
SR1028
この場合ですとSR(フランス製)工房で作られた2008年12週の物になります。
12週と言いますと、3月くらいです。SRは、工房の略称です。
工房の種類は
フランス製=AN・AR・AS・A0・A1・A2・BA・BJ・CT・DU・FL・LW・MB・MI・NO・RA・RI・SL・SN・SP・SR・TH・VI
スペイン製=CA・LB・LM・LO
アメリカ製=FH・SD・OS
ドイツ製=LP
スイス製=FA・D1
イタリア=CE
等があります。
2007年より、今の見方になりました。
それ以前はと言いますと、1990年くらい~2007年個頃まで製造月使用なんです。
CA1025 の場合ですと、CA(スペイン製)工房で作られた2005年12月に製造された物になります。
基本的にブランド品の査定は製造番号(シリアルナンバー)が重要になります。
それと合わせて上記の6点のポイントを考慮した上で、査定金額を提示するかたちとなります。
