

プラダ(PRADA)について
イタリア王室御用達のブランド
日本では90年代に大流行したプラダ(PRADA)ですがブランドの歴史は古く、1913年にマリオ・プラダ(PRADA)がミラノに皮革製品のお店を開いたことからスタートします。
象牙や純銀、クリスタルなどを使用した華やかなスーツケースや雑貨などが上流階級の間で話題となり、やがてイタリア王室御用達のブランドへ成長していきます。経営はそのまま順調にいくかと思われましたが、創業者マリオが亡くなったことや、華美なものに対する人々の意識の変化を共有できなかったことから、ビジネスは波に乗れずプラダ(PRADA)の売り上げは落ち込み、一時期は倒産も危ぶまれたほどに低迷します。
プラダ(PRADA)が再び注目を浴びるようになったのは、1978年に創業者マリオ・プラダ(PRADA)の孫であるミウッチャ・プラダ(PRADA)が、ブランドオーナー兼デザイナーになってからです。
それまでのプラダ(PRADA)が目指していた特別な空間を彩るというブランドイメージから、日常的に利用できて尚且つ贅沢な気分も味わえることに重点を置いて、ブランドの立て直しを図ります。
ミウッチャは祖父マリオが愛用していた、ポコノという丈夫で軽い工業用の防水生地に目を付け、シンプルなデザインで使い勝手の良いバッグやリュックサックを発表します。軽くて使いやすくスタイリッシュなこのナイロン製のバッグは、すぐにモード界でも評判となります。
2013年には創業100周年を迎えました。
時代の波に乗ったプラダ(PRADA)は、1985年に靴のデザイン、1989年にはミラノコレクションでレディースコレクションの発表を行います。1993年になるとセカンドラインであるミュウミュウを立ち上げ、新しい顧客の開拓に取り組んでいきます。ミュウミュウの名前の由来はミウッチャの子供時代の愛称からきています。
1996年にはブランドの歴史の中でも重要なアイテムであるポコノ素材を利用したコレクションを増やしたことで、ブランド人気はさらに高まり、日本でも逆三角のプレートの付いたナイロントートは大人気となりました。
1999年にはメンズコレクションを発表し、1998年にはスポーツの分野にまで広がりを見せます。1999年にはヘルムート・ラングやジル・サンダーなどのブランドを買収しますが、こちらは2004年に売却しています。
2003年になると銀座や南青山にフラッグショップが誕生し、ますます購入しやすくなりました。
その後もコレクションでは日本限定のアイテムを販売するなどして注目を集めています。
2013年には創業100周年を迎え、その記念事業としてイタリアの歴史的建造物であるガレリアの改造をすることになりました。
現在もプラダ(PRADA)の勢いはとまらず、メーカーとのコラボによりスマートフォンのデザインを手がけるなど、異分野にも積極的に進出しています。
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